逆柱いみりサイン会
8月9日(日)タコシェにて15-17時。新刊『空の巻き貝』発売を記念して。BK1の良いところは在庫あるなしに一切関係なく日販直結データを検索できることですな。ってそれだkモガモガ

横浜人形の家で開催されている「現代作家 鴨沢祐仁展」に行ってきた。
亡くなって間もなく開催された追悼展は河口湖だったから行けなかったので、今回は行けてよかった。よかったんだけど切なかった。多少なりとも面識のあるかたの遺品がガラスケースの向こうに納まっているってのは、かなり複雑な気持ちになる状況でした。泣きそうになりながらも「ほほう」と画材をチェックしたりな。なんかな。
帰って来て鴨沢さん本を本棚の一番良い所に並べて黙祷。ってガロのバックナンバーとか収まりきらないんで山積みなんだがな!同じ本が何冊もあるのは版違いです。

■そいえばアックスだかに掲載されてた記憶の鴨沢さん追悼文をパネルにしたものが展示室入口に置いてあったんだけど鳩山郁子さんのがピックアップされてた。鴨沢絵のあの少年性の硬質な切り取り具合は、愛する鳩山さんの作品でも感じるのだけれど、男性が描いた少年と女性が描いた少年ってやはり違う。差し挟まれる憧憬や欲望の種類が違う。逆もまたしかりで女性が描いた少女ってのには容赦ないエロスを感じます。
どっちもおいしくいただきます。

まづ童形なれば、何としたるも幽玄なり。声も立つころなり。ふたつのたよりあれば、わろきことは隠れ、よきことはいよいよ花めけり。さりながら、この花はまことの花にはあらず。ただ時分の花なり。
---世阿弥/『風姿花伝』より

風姿花伝 (岩波文庫)

風姿花伝 (岩波文庫)