なんか闘病日記と化してる。長文なので結論だけ。
「深夜に歯に問題がおきてどうにもならない場合は東大病院へ電話してみよう!」
東京在住の人は覚えておいて損はない。
以下、血が苦手な人は読まないほうがよいです。オチもないです。

やっと近所の歯科に行けたのですが、かなり昔に神経をとってしまった歯の根元が化膿してるので抜歯するしかないということになりまして。怖かったから別の歯医者にも行ってみたけど同じ判断だったので抜くことにした。15時頃に抜いて、しばらくは血が出たり止まったりだったんだけど、21時頃にいきなりドバーっときた。口の中が血で溢れかえって、洗面台で口を開けて垂らしてないと気管に入って窒息しそうな勢い。腰の次は歯か!ふんだりけったり。

幸い痛みは無かったので自力で歯医者に電話したら、営業時間外で留守電。留守電に「診察が無理でしたら止血方法だけでも応答してスネーク!」と入れてみたけど連絡なし。翌日は休診日。休診日前に抜くなよ先生!何かあったらすぐ電話しろって言ったくせにわああん!電話してると口から血が溢れて来てティッシュじゃ間に合わないからバスタオルで押さえてんだよ死ぬよちくしょー!

しかたないのでネットで深夜にやってる歯科が近所にあるかどうか探す。ぜんぜん無い!次に、救急外来やってて口腔外科がある区内の総合病院を探して電話するも、すべて「歯科の救急外来はやっていません」との返答。紹介された都や消防庁の24時間救急医療相談窓口に電話しても「そのへんで深夜やってるところは無いですね。そもそも歯医者はよくわからないんですよねー」と。じゃあ救急車を呼べば、受け付けてる病院に連れていってくれるのか聞いたけど「わからないですねー」って。なんじゃそりゃあああ!日本の医療やべええ!

途方にくれて一旦電話切って、ネットで調べた抜歯後の圧迫止血方法を三十分ほど試みるも止まらず。再度、相談窓口に電話して現状を伝えてどうすれば良いか聞いたら「救急やってて口腔外科がある大きな病院で、そこから一番近いのは東大病院だけど、受け付けてくれるかは分からないから、とりあえず電話してみれ」と言われた。ちょっと遠いけど、もう診てくれるなら喜んで区の二つや三つ越えてやる。さっそく東大病院に電話したら、口腔外科の当直医がいるからすぐ来いと言ってくれた。東大頼もしい!惚れた!

で、タクシーで一時間以上かかって病院到着。深夜0時。道がすいてれば三十分くらいの距離なのに渋滞めが。着くまでにバスタオル二枚が真っ赤。

経験上、深夜外来ってかなり待たされる記憶だったので覚悟してたんだけど、着いたらすぐ診てくれた。開けた口を覗きこんだ先生が「わー出血ひどいね。これずっとなの?眩暈はしない?」と。あ、やっぱり東大の先生から見ても酷かったんだ、とおもった。なんか抜歯後の出血って、どこまでが医者沙汰にしてよいか素人だとわからなくてなー。ネットでも「たいした出血じゃないのに騒ぐ人がほとんど」みたいな歯科のサイトやブログが結構あったから……。

口の中がゼリーみたいな血の塊でいっぱいいっぱいだったので、取り除いて洗浄した後に麻酔して診察した結果、抜いた歯の直下じゃなくて隣の歯との間の骨やら歯肉が炎症で弱ってて、そこから出血してたらしい。神経抜くと歯が弱るから怖いという典型!これからは定期検診を心掛けようと思った。痛くならないと歯医者行かないもんなー。最近の歯医者はなるべく神経を残す治療をしてくれるけど、昔ってリスク説明なしに神経抜いちゃう歯医者が多くありませんでしたか?

口腔外科の先生二人がかりで弱ってるところを除去して止血して縫合。しばらく安静にしたのち血圧計ったら問題なかったので帰って大丈夫と言われた。「通ってる歯科に次回行ったときに、さっきの処置内容を伝えてね。お大事にー」と爽やかに先生たちは去って行ったんだけど、なんかもうこのまま東大病院に通いたい……。意識が朦朧としてたので地元の歯医者の処置ミスなのか、そうじゃないのか聞きそびれた。どちらにせよ地元の歯医者、翌日になっても連絡つかないところとか不信感がなー。近所ではわりと評判良い歯科なんだけど。ほんと病院って選ぶのが難しい!こわい!

今回幸いだったのは痛くないってところかな。痛くなかったから、血を流しつつもネットで調べたり電話したりできた。痛みがあったらひとりで乗り越えるのは難しそう。ほんと夜中に体調悪くなると不安。って救急車ってこういうとき呼んでいいのかな。自分で歩ける場合は呼ぶの躊躇する。ちなみに帰宅したら4時でした。
そういえば救急相談窓口の人が慶応大病院と東京女子医大病院も候補にあげてた。東大病院より遠くて電話してないから口腔外科の救急外来やってくれるかはわからないけど、新宿あたりにお住いで口内に問題が起きて夜中に困ったら電話してみるとよいかもです。